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2008年4月19日 (土)

●今週のCD。Clifford Brown。Lee Morgan。Herbie Mann。Horace Silver。

今週、ライブがきっかけで聴いたCDをいくつか紹介します。

ちなみに、ときどき右の(→)「お薦めYou Tube 動画」を変更しています。さっき、「ユキアリマサ」氏heartのものを見つけたので、入れました。

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cdAt the Village Gate
(Recorded live at the Village Gate, in Dec 1962)
bellHerbie Mann (fl), Hagood Hardy (vb)
Ahamad Abdul Malik (b), Ben Tucker (b)←珍しい編成ですねー。
Ray Mantilla(per), Chief Bay , Rudy Collins (ds)
Mann_village

おととい大野雄二ルパン・ジャズで聴いて、初めてちゃんと曲名を知った"Homecomin' Baby"。もともとは、フルート奏者の曲だったんですね。ハービー・マン。初めて知りました(^^;)。

フルートでジャズって、意外といいですね。良い具合に力が抜けてて、粋な感じ。カッコいいベースにのって、飄々とした感じで流れてくるフルート。ビブラフォンとフルートという取り合わせも、Goodgood。1曲目でソロをとるTuckerはセカンドベースなんですね(iTunes Storeの英文解説を読む限り)。滑舌があまりハッキリしない感じのベースは、逆にこの曲になじんでいます。ベースが2台というのは何でだろう? 面白いですね。2曲目の"Summertime"も、これに勝るとも劣らぬ素晴らしさ。むしろこっちの方がもっと好きかも。フルートのひょうひょう感が一層堪能できて、このアレンジにぴったり。3曲目も長いけど、良いです。くつろげますcafe

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cdSong for My Father (1964)
bellHORACE SILVER(p) JOE HENDERSON (ts)
CARMELL JONES (tp) TEDDY SMITH (b)
ROGER HUMPHRIES (ds)
Father
1. Song for My Father   2. Natives Are Restless Tonight
3. Calcutta Cutie   4. Que Pasa
5. Kicker     6. Lonely Woman
7. Sanctimonious Sam   8. Que Pasa [Trio Version]
9. Sighin' and Cryin' 10. Silver Treads Among My Soul

Horace Sileverも、大野雄二ルパン・ジャズで聴いて覚えたピアニスト。もともと、クラシック畑の人なのですね。1曲目と2曲目が演奏されたと思います。1曲目は、"Rikki, Don't miss that number"みたいなベースラインで始まり。まず、2管のユニゾンで演奏されるテーマだけでも、既にわくわくします。ブラジル出身だったお父さんのために書いた、ボサノバの曲。

…とここまで書いて、iTunesの英文評を読んでビックリ。えっ?

「ジャズ・ロックバンドのSteely Dan"Rikki, Don't miss that number"は、"Song for My Father"を下敷きにしている(base)」と書いてあるではありませんか!わー、びっくり。Steely Danは、学生の頃から、ずっと聞き続けてきたバンドでした。

以下、iTunesの同アルバム欄にアップされた英文評を自分が翻訳したものです。

「シルバーは、ハードバップ立役者の一人。躍動的なリズムと複雑なハーモニーを融合させ、独特のアーシーさ、そして洗練を感じさせる。……東洋やボサノバ・テイストのリズムを取り込むシルバーの手法が、その洗練の秘密だ。……Joe Hendersonの"The Kicker"は、難解なフレーズをいかにものにしているかを見せつけるようなプレイが多い中で、ここでは、温かく和やかなムードを醸している。それは、このアルバム全体を支配する空気である。」

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cdMemorial Album (RVG Edition)
Brown_memorial

これは、Bownがリーダーをつとめた2作品を1つにまとめたものです。

前半9曲。(Recording :11-June-1953 )
bellClifford Brown(tp), Idrees Sulieman(tp), Herb Mullins(tb), Gigi Gryce(as), Benny Golson(ts), Oscar Estell(bs), Tadd Dameron(p), Percy Heath(b), Philly Joe Jones(ds).

1. Wail Bait [Alternate Take] 2. Wail Bait 3. Hymn of the Orient
4. Brownie Eyes 5. Cherokee [Alternate Take] 6. Cheroke
7. Easy Living 8. Minor Mood 9. Hymn of the Orien

後半9曲。(Recording :15-Sep-1953)
bellClifford Brown(tp), Art Farmer(tp), Ake Persson(tb), Arne Domnerus(as), Lars Gullin(bs), Gengt Hallberg(p), Gunnar Johnson(b), Jack Noren(ds).

10. Bellarosa 11. Carvin' the Rock 12. Carvin' the Roc
13. Cookin' [Alternate Take] 14. Cookin' 15. Brownie Spea
16. De-Dah 17. You Go to My Head 18. Carvin' the Rock

うぉーimpact。これですかsign01 これがClifford Brownですかsign03 確かに、松島啓之さんを彷彿とさせます。……あ、逆でしたか。松島氏が、Brownを彷彿とさせる、と言われているのでしたね(^^;) たしかに、同じ種類の音の響きがします。くるくると楽しげにまわる旋律も気持ちイイ。特に、Cherokee, Wail Baitシビレます。

ハードバップ初期の、マイルス・デイビスやガレスピが台頭する以前の、トランペット・ヒーローが、クリフォード・ブラウン。1948年頃から活動を始め、絶頂期にあった1956年に自動車事故で25歳にて夭折。実質、5,6年分しか録音が残っていないという中で、Blue Noteがこれだけの録音を残したのはさすが。

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cdCandy (Rec. Feb. 2, 1958)
bellLEE MORGAN (tp)  SONNY CLARK(p)  
DOUG WATKINS (b)  ART TAYLOR (ds)
Candy
1. Candy (Rudy Van Gelder Edition)
2. Since I Fell For You (Rudy Van Gelder Edition)
3. C.T.A. (Rudy Van Gelder Edition)
4. All The Way (Rudy Van Gelder Edition)
5. Who Do You Love, I Hope
6. Personality (Rudy Van Gelder Edition)
7. All At Once You Love Her (Rudy Van Gelder Edition)

リー・モーガンも、初めて聴きました。なるほど、なるほど。松島啓之氏がモーガンばりだと言われるのも、納得。熱くブロウする所、確かに近いものが。バラード"Since I Fell For You"良いですね。しかし、まだ19歳の時のアルバムというから、驚きます。この前年には、"Lee Morgan Vol.3"を発表。その中の"I remember Clifford"は、事故死したClifford Brownのための曲。

トランペットについて少しだけ分かったこと。
モーガン、ブラウン系の「音」は、「よく鳴る」と評されることが多い。
そして、技巧派とは対極に置かれることが多い。
意外でした。こういう音は、吹き方の技巧でできるものかと誤解していたので。

再びiTunes Storeにアップされた英文解説より。
「Dizzie Galliespie Bandの頃から作曲の才能を顕していたモーガンではあったが、当初は若さ故に注目されている面があった。このアルバムでは、クリフォード・ブラウンを初めとする先輩たちの影響が見て取れるものの、ディジー・ガレスピからマイルス・デイビスにわたる幅広い演奏家たちのフレージングやスタイルを取り入れ、独自のサウンドへと融合させている。モーガンは、自分以外に旋律を奏でるフロントを置かず、敢えて一人で勝負に出た。そして見事に成功した。彼の演奏は流麗であるばかりでない。その情感表現は、活気と楽しさに満ちている。」  まさしく。

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